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不明文字

<不明文字>

法科学における文書鑑定でいう不明文字とは、故意であるか否かあるいは悪意の有無にかかわらず、文書上に記載されている文字が肉眼で読みとれない状態になっているものをいいます。鑑定の対象となる不明文字の中には、誤って記載したために文字を塗りつぶしたものや削り取ったもの、インキ消しで消したもの、雨などに濡れて滲んでしまった文字、年月の経過にともなってインキが退色してしまった文字、あるいは最初から不明に近い状態で書かれていた文字なども含まれています。
不明文字はいずれの場合もそれを肉眼で見えるようにしなければならないが、この像変換の操作を不明文字の検出といい、検出した文字痕を読みとることを不明文字の解読と呼んでいます。不明文字の鑑定は、文字の検出と解読という二つの作業が一体となって進められるということであります。 しかし、不明文字の検出されるためには検出が可能な条件があって必ず文字が検出できるとは限りません。